声/中上 隆徳

声はいろんな力をもっています。

選手の力になるような応援の声、逆に不快にさせ集中を乱すような声

チームを勢いづかせる声、逆にチームの士気を下げる声

私自身も声によるさまざまな経験をしました。

1番心に残っているのが高校時代の試合でのチームメイトの声でした。

相手は私達より格上のチームで、私達は7回まで1-0で勝っていました。

しかし8回に2点を入れられ逆転されてしまいました。

なんとか2点で抑え、ベンチに帰って1番に思ったことが『雰囲気悪いな』でした。

9回の攻撃で点を取らなければ負け。

それまでの試合展開も相手投手に抑え込まれ、相手の攻撃をなんとかしのぎながらという感じで押されっぱなしだったので、私自身もその悪い雰囲気を作り出してしまった一員だったと思います。

しかし一人のチームメイトが悪い雰囲気を断ち切るように

『おもろなってきたやん!楽しも!楽しも!』

と言う声を出しました。

最後の攻撃、私達は2点をとり見事勝利しました。

あの時チーム全員が同じ気持ちで、悪い雰囲気のままなら絶対に負けていたと思います。

あのチームメイトの一声がチームを変えました。

私はその試合で声が持つ不思議な力を実感しました。

声は良くも悪くもすごい力をもっています。

応援や自分自身の試合など様々な立場や場面で声を出すことがありますが、常に周りにいい影響を与えるような声を出し続けることで自分の気持ちや上達にもいい影響が出るのではないでしょうか。

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