二つの目標/松村 恭信
私の心に残る一戦は、大学4回生の時の関西学生リーグ2部最終戦の対大阪産業大学戦です。
試合に挑むにあたり、個人的に二つの目標がありました。
一つ目の目標は、神戸国際大学史上初めての関西学生リーグ一部昇格です。
そして二つ目の目標は、大学卒業後も高いレベルでサッカーをする為にスカウトの目に留まる選手になるということです。
二つの目標を持ち挑んだ最後のリーグ戦、開幕戦から厳しい試合が続きましたが、前期を2位で終え後期リーグを迎えました。
後期リーグでは苦しい戦いが続き最終戦を前に5位まで順位を下げてしまいました。
最終戦、他会場の結果次第ですが、私たちが勝てば入れ替え戦に出場出来る少しの望みを持って試合に臨みました。
試合は前半開始から両者ともに決定的な場面を作りながらも決められず、スコアレスで後半戦に入りました。
後半、神戸国際大学は前がかりになりビックチャンスを作りますがシュートを決められないまま後半アディショナルタイムに入りました。
最後のビックチャンスも決められず引き分けに終わり、昇格の夢は達成出来ませんでした。
翌日、大学の監督から一本の電話がありました。
電話の内容は、東海社会人リーグに所属するFC鈴鹿ランポーレからオファーをもらったというものでした。
オファーを受け大学卒業後サッカーを続けることになり、2011年からアミテイエ・スポーツクラブのトップチームでプレーすることになりました。
あの一戦があったからこそ、今の私があります。